A1. 日本で学びたいと思う期間によります。国籍（地域）によりますが、90日以内なのであれば、「短期滞在ビザ」で可能な場合があります。ただし、学習目的で6ヵ月以上の期間日本に在留する場合は「留学ビザ」が必要になります。「留学ビザ」による在留期間は、通常12ヵ月か24ヵ月で、合計で24ヵ月まで延長することが可能になっています。ただし、「留学ビザ」を延長する場合は、留学先の学校で、少なくとも90%以上の出席率を保つことが条件の一つになっているようです。

A2. 「留学ビザ」とは、もともと大学や専門学校など高等教育機関において専門教育を受ける時に与えられる「留学」の在留資格のことです。2010年6月まで高等教育機関以外の教育課程で教育を受ける際に付与されるビザとして「就学ビザ」という在留資格がありましたが、現在は「留学ビザ」に統合されています。

A3. 主に日本国内の大学、専門学校、日本語学校などで教育を受けることが前提条件となります。活動期間としては、原則として2年3ヵ月・2年・1年3ヵ月・1年・6ヵ月のいずれかになるようです。期間を超えて滞在しオーバーステイになると「不法滞在」となり、「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」が科せられる可能性がありますので、十分注意しましょう。うっかり更新を忘れていても「不法滞在」とみなされます。また、2004年12月2日より在留資格の取消制度が施行され、申請者が行おうとする活動や経歴を偽ったり、偽造書類を提出した場合などは、在留資格が取り消されますので注意しましょう。

A4. 語学研修を目的として「短期滞在ビザ」という在留資格で入国することは、原則として一度だけとされています。過去に短期滞在で概ね1ヵ月を超える程度の滞在歴がある場合で、滞在目的や滞在先が明確でないとみなされると、入国を拒否される場合もあります。語学研修の前に長期日本に滞在することは避けたほうが賢明です。

A5. 「留学ビザ」は、通常、申請してから取得するまで約4～5ヵ月かかります。というのは、入国管理局に在留資格認定申請をしてから、在留資格認定証明書が交付されるまで約2.0～2.5ヵ月かかってしまうからです。入国管理局から在留資格認定証明書が交付されてから、それを持って母国の日本大使館または領事館に行って「留学ビザ」の申請を行う必要があります。

A6. 原則として満17歳以上となっています。ただし、「留学ビザ」を申請される方は、最終学歴卒業後5年以上経つと入管審査が厳しくなります。

A7. 特に届出の義務はありません。

A8. 「留学ビザ」の場合は、入国管理局において「資格外活動許可書」を取得してからであれば、1週間に28時間までアルバイトをすることができます。ただし、入学してすぐ取得することはできません。「留学ビザ」で入学してから申請することができることになっているのですが、通常は申請から許可証が交付されるまでに２～４週間かかるようです。

A9. 「留学ビザ」で、大学や高等専門学校（単に専門学校というだけでは駄目です）において教育を受けている場合、当該大学や高等専門学校との契約に基づいて報酬を受けて行う教育又は研究を補助する活動については資格外活動許可が要らない場合があります。この場合、時間や収入額について制限はありません。通学している学校にお尋ねください。

A10. 資格外活動が許可されている期間は、従前の「留学ビザ」の期間までです。したがって、アルバイトはその期限までということになります。気をつけましょう。

A11. 出国準備を目的とする「特定活動ビザ」への変更を行う必要があります。

A12. 「留学ビザ」 に詳しい行政書士をご紹介できますので、こちらのお問い合わせフォームにご質問の内容を明記してをお送りください。

A13. 「風俗関係」には就労できません。この「風俗関係」には、いわゆるスナックのほか、レジャーホテル（いわゆるラブホテル）等が含まれており、接客だけでなく、洗い場や掃除なども含まれているため、注意が必要です。