留学生からよく受ける質問の一つに、「就労ビザを取った後、次のビザの更新はできますか?」というものがある。自分の周りで、在留期間の更新で落ちた人がいる場合は、なおさら心配になるようだ。 

心配な場合は、「就労ビザ」とはどういうビザなのか、よく考えてみるべきだろう。大事なポイントは、以下の2点だ。
・あなたを雇う企業があること
・その企業が、ビザ申請に必要な書類を出してくれること 

つまり、「就労ビザ」は、いくら自分が「ビザを取りたい」と思っても、あなたを雇う企業が無い限り、取れないビザなのである。「あなたを雇う」ということは、あなたの価値を認めて、あなたに対して将来ずっと毎月毎月給与を支払うことを約束するということだ。そしてそれは、在留期間の更新についても同じである。あなたを雇った企業が、「この先もずっとあなたを雇い続けたい」と考えて、ビザの更新に協力してくれなければ、ビザの更新はできない。

それなのに、留学生の中には、
・「就労ビザ」をもらったとたんに、母国に帰るため、2週間~1ヵ月の休みを申請する。
・指示された仕事だけを行い、それ以上のことをやろうとしない。
・「就職した」という安心感からか、日本語の勉強をやめてしまい、日本語が下手なまま放置する。
という人が少なくない。 

もしも自分が留学生を雇い、毎月給料を支払っている立場だったら、どう思うだろう? 「給料を払うのがもったいない」「もっとよく働いてくれる人を探そう」と思うのではないだろうか。

「就労ビザの更新」を心配するのであれば、「自分は会社の役に立っているだろうか?」「給料に見合うだけの貢献をしているだろうか?」ということを真剣に考えるべきなのである。

「就労ビザ」の更新で不安な人は、下のボタンで問い合わせてください。