皆さんの給料はどこに行ってしまった?

 

沢山の留学生にこう聞かれました:給料は20万円なのに、なんで最後手取り16万円くらいしか残らない。

本日仕事の関係で、お客様と年金事務所に行きました。そこで、やっと皆さまは折角稼いだお金がどこに行ってしまったのを分かりました。

日本で生活をすることで、国に対して、いろんな保険、年金、税金などを支払わないといけません。例えば、給料は200,000円をとします。日本と言う国においくらを支払わないといけないのか?

厚生年金 17828円/月 健康保険9970円/月 

厚生年金と健康保険は会社と本人は半々です。中国の“養老保険”に相当する者です。年金事務所に対して支払います。

所得税  4770円/月 

源泉税とも言います。給料から直接に天引きされ、税務署にお支払します。所得税は扶養人数によって変わってきます。たくさん扶養をすればするほど、ゼロに近いです。

住民税 7095円/月

市町村民税(23区では特別区民税)と都府県民税(東京都では都民税)総称住民税。毎年の3月に所在する市役所もしくは区役所に一年前の総収入を申告し、5月に市役所もしくは区役所から税金請求書を家まで届きます。住民税を支払わなくていいと思う人がいると思いますが、永住ビザ申請は直近3年の納税状況をチェックする必要がある、帰化でも少なくとも直近1年の納税状況をチェックする必要があります。なので、永住と帰化を申請したい外国人にとって、住民税を支払うのが極めて重要です。

雇用保険:1000円/月

雇用保険は会社負担0.85%、本人負担0.5%です。

 

以上の各数字を計算したら、月20万円をもらうとしても、毎月40663円を日本国に支払わないといけません、手取りは159337円です。 (この数字は都道府県、扶養人数によって少し違いますが、総額はそんなに変わりません)

 

なるほどの気持ちになりましたか?実際は20万円の給料があっても、事実は16万円だけです。