今、犯罪で他人の銀行口座を使い、マネーロンダリングなどを行う不正活動が増えたため、当局の監視が厳しくなって、来日後、6ヶ月を経過しなければ、銀行口座を開設することができないようになっています。銀行口座がは無いと、ものすごく生活が不便です。
さらに、来日後6ヶ月を越えても、日本語が下手なせいで、銀行口座の開設を拒否される人が増えています。これは、本当に困ります。
日本にいる外国人は、日本の法律に詳しくありません。人によっては、法律を守るという意識が薄い人もいるでしょう。銀行口座を開設できなくなっている理由は、銀行口座が犯罪に使われるケースが多いからですが、その元を辿れば、「どうせ帰国したら、俺と関係ないから」と思って、小遣い稼ぎのために、銀行口座とキャッシュカードを売ってしまう外国人留学生がいる、という事実に突き当ります。
そうとはいえ、銀行口座の開設を制限して、新たに来日する人の自由を制限するというのは、本当の改善策にはならないんじゃないでしょうか。犯罪に使う人が悪いわけであって、来日してきた留学生が悪いわけではありません。確かに、帰国する留学生の中には、犯罪組織とは知らずに、銀行口座やキャッシュカードを売ってしまう人がいるのは事実なのでしょうが、そういう「売った留学生」に対して、規制を強化すべきです。これからくる留学生には罪がありません。それなのに、銀行口座が開設できないというのは、あまりに可哀想だと思います。
10人の留学生のうち、1人が銀行口座を悪い人に売ったからと言って、ほかの9人を締め上げるようなやり方は、アジアの先進国として採るべき方策ではないのではないでしょうか。
とはいえ、日本にいる留学生たちにも、こういうべきだと思います。
「あなたたちは、母国の代表です。母国の代表という風に日本の人たちに見られています。だから、模範生でいて下さい」