未だに「難民申請を続ければ何とかなる」という悪いブローカーが流している嘘を信じている人が多いようなので、客観的な事実をお知らせいたします。端的に言うと、「難民申請3回以上はOUT」ということです。
法務省が、2015年9月に公表した「第5次出入国管理基本計画」は、日本の入国管理政策を示した公式文書です。難民関係の記述は下記のとおりです。
①難民条約上の迫害事由に明らかに該当しない事情等を申し立てる申請等については,本格的な調査に入る前の段階で振り分け,申請者が十分主張を行う機会を確保しつつ,迅速な処理を行っていく。(要するに、受付後、すぐに不許可という体制を作るということです。)
②専ら我が国での就労を目的とする濫用的な申請のインセンティブとなっている正規在留者に対する就労許可について,希望があれば一律に就労を許可している現行の運用を見直し,例えば,類型的に保護の必要性に乏しいと認められる事案等については原則として就労活動を認める在留資格を付与しないなど,一定の条件を設けて個別にその許否を判断する仕組みの検討を進める。(要するに、将来においては、就労許可は与えないという声明です。)
③濫用的再申請の抑制策として再申請事由に制限を設けることや,繰り返し申請を行うことで退去強制による送還の回避を意図する悪質な不法滞在者等への対策として送還停止効果に一定の例外を設けることについて,前記①及び②の取組状況とその効果を踏まえ,法制度・運用両面から更に検討を進めていく。(要するに、一定回数を超えた場合は、強制送還するということです。)
ちなみに、この「第5次出入国管理基本計画」を解説した産経新聞の記事は、「同じ主張を繰り返す再申請者らに対し在留は認めるが、就労を許可しないこととする。3回以上繰り返した場合には在留自体を許可しない。」と明記しています。
筋の悪いブローカーが垂れ流す嘘に騙されないでください。