法務省は、海外在住の日系4 世の若者に、就労できる「特定活動」の在留資格(最長5 年間)を与える
新たな制度を導入することを決定しました。
日系2 世や3 世は「定住者」の在留資格で自由に働けますが、4 世は、日本に住む3 世と暮らす未成年で
未婚の実子のみ「定住者」として長期滞在が認められ、原則として就労はできませんでした。

ところが、この施策に対し、識者は、「日本で外国人労働者に与えている仕事は、時給1000 円程度。
自分一人が生きる分には良いかもしれないけど、家族は養えない。(中略)単身で家族は連れて来られず、
限られた期間しかいられないという仕組みでは、日系人にとってメリットがほとんどありません。
いまブラジルは大卒の初任給で、だいたい日本の2 倍くらいです。この条件で日本に来るのは、
成長に取り残された層でしょうね」と否定的です。果たして、どうなるでしょうか?