TIME IS MONEY (時は、金なり).....

   言わずと知れた、英国の諺でありますが、東京入国管理局(本局)における 「経営・管理」ビザの「認定申請」に関しては、全く、逆の状態が続いております。

 海外在住の方が、日本で会社を経営する為に、上陸を求めて、日本の協力人と協同で申請を行うのが、「経営・管理」の「認定申請」であります。

 申請してから、結果が出るまでの期間は、平均すれば、最短で6ヶ月、最長で8ヶ月という状況が恒常的に続いております。

 「経営・管理」の申請には、「日本国内での事務所の確保」が必須ですから、何も、事業が出来ないまま、空っぽの事務所に対して、6ヶ月~8ヶ月分の家賃を払わなくてはならないのです。

 また、6ヶ月というのは、ビジネスにおいて、非常に長い時間です。

 事務所の経費を論外としても、事業が開始できない事による「遺失利益」や、「事業環境の変化」という問題もあります。事業環境が変化することにより、最善の事業参入時機を逸するかも知れません。

 例えば、今年は「タピオカ・ミルクティー」が流行ると目算したとしても、夏に事業を開始できなければ何の意味もない。秋や冬に許可が下りて、事業が開始できたとしても、大きな利益を上げられない。

 その点を分かっているのでしょうか。 確かに、「経営・管理」の審査はデリケートでどの審査官でも、できるものでないことは重々承知なのですが、このような見えない障壁を放置すれば、海外からの優良投資をみすみす逃してしまう。

 大丈夫? ニッポン?

 v.o.