外国人から見ると、不思議に思える慣習が日本企業にはあります。
その1つが、「ジョブローテーション」です。

「マーケティングを学んできたのに、なぜ営業に配属されるのか」
「通訳の仕事をしていたのに、来月から倉庫で商品管理することになった」
という相談がよくあります。

多くの人は、「いやだから転職したい」と言いますが、
残念ながら、転職してもまた同じようなことが起きると思われます。

なぜなら、多くの企業が「社内のバリューチェーンを理解するため」
「視野を広げるため」といった理由で「ジョブローテーション」を
行っているからです。

日本では、一つの仕事を極めるという考え方ではなく、
社内のあらゆる仕事を理解し、互いに協力して、チームとして強くなる
という考え方が主流です。

グローバル化と言われていても、日本企業のこの仕組みは
まだしばらく変わらないと思います。

日本で働きたいと思うなら、日本企業の慣習を理解して
それに合わせて働くことが求められます。