「日本文化」とされているものも、元をたどれば中国や韓国から伝わってきたもの
ということが、実はとても多いです。
たとえば、日本文化の代表格のような扱いの「茶道」「茶の湯」も、元はといえば
中国から伝えられたものですし、日本の風景写真に必ず登場する「桜」も、中国から
伝えられたものだそうです。だいたい「桜」は「バラ科」に属しているくらいで、
実は世界中にあるものなのだそうです。
他にもいろいろと調べてみると、日本オリジナルのものは、なかなか見つかりません。
そんななか、なんと「畳」は、日本オリジナルのものなのだそうですよ。
国内で手作りするのは、ものすごくコストがかかるので、今、販売されているものは、
「中国産」が多いようですが、これはいわば中国にアウトソーシングしているわけで、
元をたどってみても、中国から伝わったものではなく、日本で考案されたものらしいです。
今は日本でも畳の部屋は減ってしまいましたが、貴重な日本のオリジナル文化ならば
大切にしたいですね。
本格的な大きな畳は扱いが難しいですが、畳と同じ素材の「イ草」で作られた「ござ」なら
さっと出せますし、暑い夏には、ひんやりとして気持ちいいかもしれません。
外国人のみなさん、日本の暮らしを体感できる「ござ」を部屋においてみては、いかがでしょうか。