2015年11月5日、渋谷区役所から、2人の女性たちが出てきたとき、彼女たちは、「日本初の同性結婚証明書」を手にしていました。彼女たちは、手と手を取り合って、笑顔でジャーナリストたちに結婚証明書を見せていました。「結婚が認められで、とても嬉しい」という率直な言葉が胸を打ちました。
彼女たちの証明書は、渋谷区役所が公認したものですが、法的に強制力があるものではありません。証明書が交付されたからと言って、それで、世の中が劇的に変わるわけでもありません。
TVのコメンテーターの中には、「日本でこんなことを認めたらダメだ!」と断言していた人もいました。「こんなことをやったていたら、ただでさえ少ない子供が、さらに生まれなくなる」という批判もありました。「個人的にはともかくとして、日本全体のことを考えたら、こんな証明書は進めない方がいい」とする意見もありました。どちらかというと、肯定的なコメントよりも、否定的なコメントが多かったと思います。
でも、そんなことは、2人には最初から分かっていたことのはず・・・。マイノリティに対する世間の冷たさは、身に染みているはずです。外国人もマイノリティですから、その気持ちは良く分かります。
取り敢えず、結婚おめでとうございます。